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夏の甲子園 名勝負ランキング - 高校野球史に残る伝説の試合TOP5

100年を超える甲子園の歴史において、数々の名勝負が球史に刻まれてきました。優勝候補が無名校に敗れる番狂わせ、延長戦の末の劇的な決着、そして奇跡の大逆転劇。青春をかけた高校球児たちが織りなすドラマは、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶっています。本記事では、特に印象深い夏の甲子園の名勝負を厳選し、ランキング形式でご紹介します。

【第1位】箕島 vs 星稜 延長18回(1979年夏)

高校野球史上最高の試合と評される伝説の一戦です。1979年8月16日、第61回全国高等学校野球選手権大会3回戦で行われたこの試合は、延長18回、試合時間3時間50分の大熱戦となりました。

なぜこの試合が名勝負なのか

箕島は春の選抜大会で優勝しており、公立高校初の春夏連覇がかかっていました。対する星稜も強豪として知られ、まさに実力伯仲の対戦でした。試合は延長戦に入り、箕島が失点した回の裏(12回、16回)で、いずれも二死無走者という土壇場から本塁打により同点に追いつくという、まさに奇跡的な展開を見せました。

引き分け寸前の延長18回にサヨナラで決着がついたのも、この試合の特別さを物語っています。この試合以外の延長18回は全て引き分け再試合となっており、劇的な決着は甲子園史上唯一のものです。

試合の影響力

この試合のテレビ中継は異例の高視聴率を記録し、関連する書籍も多数出版されました。両校の選手たちは甲子園のヒーローとなり、特に箕島の機動力野球は多くの高校に影響を与えました。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

今の時代に延長18回もすると熱中症で倒れる選手が続出です。

【第2位】駒大苫小牧 vs 早稲田実業 決勝再試合(2006年夏)

2006年夏の決勝戦は、「ハンカチ王子」斎藤佑樹と田中将大という、後のプロ野球界を代表する投手同士の投げ合いとして記憶に残る名勝負です。

37年ぶりの決勝再試合

8月20日の決勝戦は延長15回を戦っても1-1で決着がつかず、1969年以来37年ぶりの決勝再試合となりました。駒大苫小牧は史上2校目となる夏3連覇を目指し、早稲田実業は1980年以来26年ぶりの決勝進出で初優勝を狙う構図でした。

青のハンカチが象徴する時代

翌21日の再試合は4-3で早稲田実業が制し、斎藤佑樹は2日間で24イニング、計378球を投げ抜きました。汗を拭う青いハンカチの姿は大きな話題となり、全国の百貨店から青いハンカチが消えるほどの社会現象を起こしました。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

ハンカチ王子懐かしいですね。当時はすごくテレビで報道されていましたね。

【第3位】PL学園 vs 池田 準決勝(1983年夏)

1年生エース桑田真澄と4番打者清原和博の「KKコンビ」が全国に衝撃を与えた記念すべき試合です。

常勝池田を完封した奇跡

池田高校は「やまびこ打線」で知られる強打のチームで、準々決勝では事実上の決勝戦とも言われた中京高校を破って勝ち上がってきました。大方の予想では池田絶対有利とされていましたが、試合は7-0でPL学園の圧勝となりました。

KKコンビの誕生

桑田は強打の池田打線を完封しただけでなく、それまで甲子園で一度も本塁打を打たれたことのない水野雄仁投手から本塁打を放ちました。清原も4番打者として存在感を示し、この試合でKKコンビは全国の高校野球ファンから一気に注目されることとなりました。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

両方プロで活躍した選手ですね。現在は、引退していますが、当時はすごかったですね。

【第4位】PL学園 vs 取手二 決勝(1985年夏)

清原和博の甲子園最後の夏を飾る劇的な決勝戦でした。取手二高校の木内幸男監督の名采配も光った名勝負として語り継がれています。

清原最後の夏の激闘

6回を終わって取手二が2-1とリードする展開から、7回に取手二が加点して突き放しました。しかし、PL学園は8回に2点を奪って詰め寄ると、9回には先頭の清水哲選手が同点本塁打を放ちました。

名将木内監督の采配

試合のポイントは、石田文樹投手を一時的に右翼守備に回した木内監督の采配でした。「石田がカッカしていたので頭を冷やすために下げた」という判断が、PL学園の流れを止めることに成功しました。延長10回、取手二が4点を挙げて茨城勢初の優勝を果たしました。

【第5位】PL学園 vs 享栄 初戦(1984年夏)

清原和博が甲子園で初めて1試合3本塁打を記録した歴史的な試合です。

清原の豪快な3連発

1984年夏の初戦、PL学園は愛知代表の享栄高校と対戦しました。この試合で清原は3本塁打を放つ離れ業を見せ、甲子園通算本塁打数を7本とし、それまでの記録だった香川伸行選手の5本をあっさりと更新しました。

高校野球の概念を変えた一戦

清原の圧倒的なパワーは、それまでの高校野球の常識を覆すものでした。「甲子園は清原のためにあるのか」という名実況が生まれたのもこの頃で、清原の存在が高校野球界に与えた影響は計り知れないものでした。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

3位から5位までPL学園の活躍がすごいですね。
当時、清原選手の凄さが物語っていますね。

まとめ

夏の甲子園の名勝負は、それぞれが異なる魅力を持っています。延長18回の死闘、決勝再試合という稀有な展開、スター選手の誕生、そして監督の名采配。これらの試合が語り継がれる理由は、単なる勝敗を超えた人間ドラマがそこにあるからです。

高校球児たちの真剣勝負は時代を超えて人々の心を打ち、甲子園という聖地で繰り広げられる青春の物語は、今後も多くの名勝負を生み出していくことでしょう。現在では延長13回からタイブレーク制が導入されるなど、時代とともにルールは変化していますが、球児たちの熱い想いは変わることなく、これからも私たちに感動を届けてくれるはずです。

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