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【日産新社長】イヴァン・エスピノーサはどんな人?メキシコ出身の若きCEOの経歴と挑戦

2025年4月、日産自動車は新たな歴史のページを開きました。46歳という異例の若さでCEOに就任したイヴァン・エスピノーサ氏に、業界内外から大きな注目が集まっています。

6708億円の巨額赤字という危機的状況の中、メキシコ出身の彼がなぜ選ばれたのか。その人物像と経歴、そして日産再建への道筋について詳しく解説いたします。

イヴァン・エスピノーサはメキシコ出身のエンジニア系経営者

基本プロフィールと国籍について

イヴァン・エスピノーサ氏は1978年生まれのメキシコ出身です。現在46歳の彼は、日産史上最年少のCEOとして注目を集めています。

メキシコという自動車産業が盛んな国で育った彼は、幼少期から自動車に親しみながら成長しました。日産のグローバル生産台数は中国がトップで、メキシコや日本を抜いたという状況もあり、メキシコ出身の彼の登用は戦略的な意味も持っています。

学歴と初期キャリア

エスピノーサ氏の学歴は非常に優秀で、2001年にメキシコの名門校モンテレイ工科大学の機械工学部を卒業しています。2003年には自動車市場分析を行うJATOダイナミクスにてエンジニアリングアナリストを務めた後、日産でのキャリアをスタートさせました。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

優秀なエンジニアが日産のTOPになったので、革命的な自動車が発売しそうですね。

日産での22年間のキャリアパス

現場から叩き上げの成長

2003年後半に日産メキシコに入社し、商品企画を中心としたキャリアをスタートしたエスピノーサ氏。彼の強みは現場を重視する姿勢にありました。

入社初期の彼について、「現場の声は絶対に無視できない。現場が神様だ」という信念を持ちながら、メキシコ市場でのシェア拡大に貢献していきました。新卒として入社した彼が最初に取り組んだのは、販売データの分析や現地工場との調整、顧客の生の声を聞くフィールドワークでした。

グローバル展開での実績

彼のキャリアは国際的な経験に裏打ちされています:

  • 2008年7月:タイ日産 マーケティングディレクター & ASEAN地域LCVリージョナルプロダクトマネージャー
  • 2010年4月:メキシコ日産 ダイレクター(アドバンスド & プロダクトプランニング、メキシコ & ラテンアメリカ)
  • 2014年4月:日産インターナショナル社 VP 商品企画

特にASEAN地域での手腕は高く評価され、彼が企画したモデルは大ヒットを記録し、日産の成長けん引役となりました。

本社での急速な昇進

日本本社に移った後の昇進スピードは目を見張るものがありました:

  • 2016年4月:日産自動車プログラムダイレクター
  • 2018年:常務執行役員(39歳での就任)
  • 2019年:専務執行役員
  • 2024年:チーフ・プランニング・オフィサー

30代で常務執行役員に就任するという異例の抜擢は、彼の実力が社内で高く評価されていたことを物語っています。

「カーガイ」としての人物像

車への深い愛情

エスピノーサ氏を語る上で欠かせないのが、彼の「カーガイ」(車好き)としての側面です。自他ともに認める"Car Guy"(カー・ガイ、自動車の開発に情熱を注ぐ人)として知られています。

愛車は左ハンドル仕様の「フェアレディZ」で、自ら運転して出社する姿がテレビで映し出されるなど、車への愛情を体現しています。

社内での評価

メキシコ人らしい明るさがあり、楽器のドラムを叩くのが好きという人柄で、社内でも親しまれています。内田前社長は彼について、「日産の商品や強みを語らせたら多分、彼は一番だ。私よりももっと技術的な面も知り尽くしています」と高く評価していました。

日産再建への道筋「Re:Nissan」

危機的状況の認識

2024年度の決算は6708億円の最終赤字となりましたという厳しい現実に対し、エスピノーサ氏は問題の根本を明確に分析しています。

「この問題というのは、何も1~2年前に始まったことではない。そもそもの発端は10年ほど前だ」として、当時の日産の経営陣が販売台数800万台のメーカーにしようと拡大戦略を掲げ、それを目がけて工場への投資、人員に対する支出を増やしてきたことを指摘しています。

抜本的改革プラン

エスピノーサ氏が打ち出した経営再建計画「Re:Nissan」の主な内容は:

  • 国内を含む7工場の閉鎖
  • 2万人の従業員削減
  • 部品種類の7割削減

この大胆な改革について、「会社を残すには7工場閉鎖をやるしかない」と明言し、構造改革の必要性を強調しています。

今後の課題と期待

厳しい競争環境への対応

現在、世界の自動車関連分野は100年に一度の変革期といわれている。自動車の電動化、ソフトウエアが自動車の性能を決定するソフトウエア・ディファインド・ビークル(SDV)化が、日進月歩で進んでいるという状況の中、エスピノーサ氏の手腕が問われています。

さらに、トランプ大統領が自動車関税の引き上げを明言しているなど、政治的な課題も山積しています。

ホンダとの関係性

ホンダとの経営統合交渉が破談となった現在、日産は単独での再建を図る必要があります。メキシコ出身で北米市場に詳しいエスピノーサ氏の起用は、この地域での競争力強化を狙った戦略的判断とも考えられます。

コグマ(投稿者)
コグマ(投稿者)

ホンダと合同になる予定でしたが、現在は合同にならないようです。

まとめ:日産の未来を託された若きリーダー

イヴァン・エスピノーサ氏は、メキシコ出身の46歳という若さながら、22年間の日産での経験と実績を持つ生え抜きの経営者です。商品企画のプロフェッショナルとして培ったグローバルな視点と、「カーガイ」としての車への深い愛情を武器に、危機的状況にある日産の再建に挑んでいます。

「Re:Nissan」という抜本的改革プランを掲げ、7工場閉鎖という痛みを伴う決断を下した彼の手腕に、業界内外が注目しています。ゴーン氏と同じく40代でCEOに就任した彼がCEOに就任した彼が、再び日産を復活に導けるのか。その行く末から目が離せません。

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